1998年8月4日

苫小牧の民宿で




8時半 起床


ダイニングで朝ご飯を頂きながら、スタッフの方に美瑛町までの行き方を尋ねる。


地図で見るとわりと近いのだが、実際はものすごい山がある為


結構迂回しなければいけないらしい…。


距離にして200キロほどだろうか。




しかし、希望ができた僕には200キロはそんなに遠い物ではなかった。





10時 民宿を出発


北海道の道はひたすら真っすぐで、信号も少なくて走りやすい。


本州では、平均時速15キロ位で走っていたのだが


北海道では、平均時速20キロ位で走る事ができた。






しかし、100kmほど快調に走っていると、突然の大雨が降ってくる。


急いで近くにあった小さな酒屋さんで雨宿りさせてもらう事に。


優しげなお姉さんが


「雨があがるまでゆっくり休んできな。」


と、椅子を用意してくれた。




ジュースを買って、飲みながら1時間ほどすると、やっと雨があがったので再出発。






しかし今度は、7キロほど進んだ所でタイヤがパンクしてしまった…。



近くにあったガソリンスタンドでバケツを借り、エアー漏れしている箇所を調べると、すぐに見つかった。


そこにパンク修理剤を貼って、エアーを入れ、修理は完了。


たいした作業ではないが、パンクを直すと何故か妙に達成感を感じる。


僕だけだろうか…。




ガソリンスタンドのおじさんは熊のような大男で


静岡から自転車で来た。


と言ったら、



「ぐわっはっはっはっはっはっはっはっはっ。」


と、豪快に大笑いしていた。


静岡では、こんなに豪快に笑う人は見た事がない。


広大な土地で育ったからなのだろうか?。




18時


ガソリンスタンドのすぐ近くに、野宿出来そうな大きな公園を見つけたので、ベンチに寝袋をひいた。


まだ眠れそうもなかったので、辺りをふらふらと散歩して時間を潰し



20時頃


明日着くであろう美瑛町に期待を馳せて、眠りについた。




「北海道を自転車で走っていると、妙に落ち着く・・・。」


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1998年8月4日
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